第3章 久しぶりの学校
眠るレオを思いっきり転がし乱暴に起こした
「なんだなんだっ!?地震か!?それともUFOが激突したか!?何処だ!?」
『このバカレオ!』
「うわっ!なんで美桜怒ってるんだ!?」
『私が一生懸命作業してるのに呑気に寝てるなんて…フルフル…いい度胸じゃないレオ』
「美桜!顔怖いぞ!なんか後ろに鬼見えるぞ!?」
『気のせいよ…ニコ(黒笑』
「ひいいぃ!!」
2人の争いに巻き込まれないよう4人は扉の近くに避難した
「お姉様を怒らすと怖いです:(´◦ω◦`):プルプル」
「それに美桜ちゃんの拳骨は痛いのよねェ」
「そうそう…」
「((((;´・ω・`)))ガクガクブルブル」
「え!?凛月先輩!?」
「ちょっ!リツちゃんしっかりして!」
寝ていたはずの凛月は体を震わせ怯えていた
「あー…多分、前に美桜に怒らせた時にトラウマを植え付けられたんでしょ」
「それ程お姉様は怖い方なのですね…」
ごっ!
「あら、拳骨喰らったわね」
拳骨を喰らわれたレオは頭を抑え涙目で美桜を見た
そのしぐさがあまりにも可愛くて「これで許してあげる」と呟いた
「ホント美桜は『王さま』に甘いねぇ…」