第16章 痴漢ごっこ カラ松
膣内の愛撫を続けていると、指を何度も締めつけ始めた。
(そろそろ、イキそうだな)
本来ならば、もっと焦らして可愛がってやりたいところだが、間もなく駅に着いてしまう…。
名残惜しいがイカせてあげないと…だな。
指をさらに一本増やし、激しくグリグリと刺激を与える。
その時、電車が揺れた。
「ん…あっ……!」
不意に主が声を漏らす。
オレは、揺れから庇うふりをして腕で彼女の口を塞いでやる。
「…むぐっ!!」
指の律動を速めたその時、
〜次は、赤塚駅ー赤塚駅ー〜
車内アナウンスが流れ始めた。
甘く刺激的な時間は終わろうとしている。
オレは、アナウンスが響く中、主の耳元でそっとつぶやいた。
「困ったハニーだ。ほら、イッていいぞ」
「ーーーっ!!」
主はオレにされるがまま、可愛く身体を震わせて、絶頂へと上り詰めていった。