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お嬢様のお悩み

第7章 ヒロさんの秘密



「世話の焼けるお嬢様がおりますので、結婚どころではないんですよ」

「えー!私のせい!!?」

ふふふ、
となんとも楽しそうに笑うヒロさん。

「用がお済みでしたら部屋から出て行ってもらえますか?」

「う...、分かりましたよ....」

暇つぶしにと来てみたが、ものの5分で追い出されてしまった。
専属執事のくせに。

主の言うことは聞きなさいよ。

「あ、光琉様」

「ふぁい!!?」

懐かしき呼び名に思わず声が裏返る。
ヒロさんは可笑しそうにクスクス笑ってる。
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