• テキストサイズ

=profile allegory=

第4章 【ギャル男】←俺と遊ばなーい?


俺…和樹。宜しく!!

ってか、いきなり愚痴ってごめんやで!!
聞いてくれる?!

俺最近ついてないねん。

急な雨には打たれるわ…
んで水溜りハマるわ…
階段から落ちるわ…
滑って見事にこけて笑われるわ…
開くのが遅い自動ドアにぶつかるわ…
足の小指おもくそ打って、のたうち回るわ…

ほんまロクな事ないねん。

あっ!!
あいつと出会ってからちゃうか!!
今思ったわ。

嫌…前友達と
女2人ナンパしてんやん。

そしたら、ブスな方が俺に回って来よって
俺も酔ってたしどーでもええわって
投げやりになっててさ……

やってもうてん。

そしたらもぉ…
彼女気取りやん?

そりゃやってもうた俺が悪いで?
わかってるよそんなん。

けどさ…
ノコノコついて来るのもどうかと思うで?

『責任とってや!!』

やって。オーー怖っ!!

しゃぁないから付き合う事にしてんけど
これまたうざい。

性格が良ければ別にええやん?
少々のブスさ加減は許せるやん?

なんやあれ?!
自分可愛い思とんねん。

デブの癖にジーンズはいて
あまりにもピッチピチやったから
『おっ!それ…スパッツか?』
って嫌味で言うたのに

『もぉ…何言うてんのよ!!…あたし足細いって言われるねん!!これ…結構ちっさいサイズやねんで!!』

やと。嬉しそうに。

ちっさいサイズやから
スパッツみたいになってんやろが。

アホちゃうか。
何で喜んでんねん。
褒めてへんわ。

それに、デブの癖にノースリとか平気で着とるし…
足が出てるんかと思ったわ。
それは言うてへんけどな。一応気を使って。

んで、折角晩飯奢ったっても
ちょーっとだけいつも残しよんねん。

あれ何でや?

『もぉ…お腹いっぱい。食べられへん。』

って可愛く言いよるけど
全く可愛くも無いし、ムカツクし。
えらいこっちゃやで。

食えるやろ?絶対食えるやろ?

嫌…何なら足らへんくらいやろ?

じゃないと何で太ってるんですか?って
聞きたいわ。

気持よく食べろよせめて。
残さず食べるって習わんかったか??

なんちゅう名前やったかな…
恵美?やったかな?

あいつは疫病神やで。

速攻別れたけど、今だに呪われてんちゃうか?
オーー怖っ!!

男性諸君!!
酒に飲まれても
女には飲まれんなよ!!

俺…上手いこと言うたんちゃう?
/ 26ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp