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Welcome to our party 2 【気象系BL】

第8章 少女漫画みたいな恋 by みきちん


「ほら、入って」

担任に促され、1人の若い男性が入ってくる。

女子がザワつき始める。

「全校集会でも話があったが、
うちのクラスに実習の先生が入るから」

あからさまに浮足立つ女子たち。


まぁ、男前だよな……


キリっとした眉毛。

切れ長の目の中の黒目は薄く、
キラキラと輝いている。

ここからでもわかるくらい長い睫毛。

スーッと通った鼻筋。

少し口角が上がったポテッとした唇。

そして小顔。


これが合わさって
インパクトのある顔なんだろうな……

誰もが欲しがるパーツばかり。


机に肘をつきながら顔を見つめると
不意に目が合った。


逸らせばいいのに……


見つめる瞳が逸らすことを許さなかった。

するとニコッと俺に微笑みかけた。


すると前にいた女子が
『私に笑いかけてくれた』って友達と喜ぶ。

『いや、私だって』と無駄な争いが始まる。


ちげーよ、俺だから……


心の中でなぜか自慢げに呟いていた。

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