藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第17章 ♡Story64♡ 修学旅行
誕生日会から数ヵ月後、
10月に入り百合たちが修学旅行に行く時期となった。
「もう修学旅行の時期か……3泊4日だっけ?」
「うん、」
「ホント、体調気をつけろよ……薬を飲んでるからって、
お前の身体はだんだん弱ってきているんだからな……」
「うん、わかってるよ(苦笑)
太輔は心配しすぎ。」
「心配するだろ……3日4日、ここには帰ってこないんだからよ……」
「太輔……」
ちなみに修学旅行はちょうど1週間後に出発である。
なので百合は少しずつ準備を進めていた。
「……昼間意外だったら、いつ電話でもLINEしてもいいから……
もし何かあったら、連絡しろよ……」
「……うん(微笑)」
「……。」
_そして修学旅行前日
「百合、準備はもう出来てんのか?」
「大方はね!でもまだ残ってるよ。」
「俺も手伝うよ……」
「ありがとう!」
「……これ、しおりか?」
「うん、見てもいいよー」
「……ふーん、団司くんが班長で徹平くんが副班か……これは、単純に年上だからか?」
「ううん、最初は徹平さんがやりたがってたんだけど、
それはみんなで反対だったから絶対安心感のある団司さんを
指名したの!」
「……(苦笑)
お前は……九条と一緒に記録係か……」
「うん、私がレポートで和真くんが写真!」
「ちゃんと記録しろよ?(笑)」
「するしー!」
「……(笑笑)」
ちなみに最近太輔は、前ほど和真を毛嫌いしないようになった。
そして百合が和真との約束を思い出したというのはまだ言っていない。