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藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー

第14章 ♡Story61♡ 甘えたいお年頃


時刻は既に8時を回っていた。



百合はいえの中に入った。



「ただいま。」



「おかえり、ちょっと遅かったんじゃないか?」



「追加で番組の収録が入ったの。特番で!」



「へぇ……どんな番組なんだ?」



「簡単に言うと、引退についてのインタビュー番組って感じ。
色々カミングアウトしてきたよ(笑)」



「カミングアウトってなんだよ……汗」



「ガンのことや……太輔のこと!」



「っお、俺!?」



「名前入ってないよ、ただ、お付き合いしてる人がいますって言ったの。」



「っ……大丈夫なのか?」



「大丈夫だよ(笑)
まぁ、放送後どんな反応があるかだよね……太輔も放送楽しみにしてて!」



「……。」



太輔はすっかり固まっていた。



「今日は、太輔がご飯作ってくれたんだよね?」



「あ、あぁ……汗
温めてあるから……」



「ありがと!」









「うまっ!」



「……。」



百合が美味しそうにご飯を食べる中、



太輔はしばらくの間まだ固まっていたのだった。



ちなみに放送は翌日である。



「ごちそうさま!」



「美味かったか?」



「うん、ねぇ!」



「どうした?」



「今日も、一緒に寝ていい?」



「別に、構わねぇよ。」



「うおっ!
意外とあっさり……」



「そっちから聞いといて何だよその顔……(苦笑)」



「だってあっさり過ぎるんだもん(笑)
じゃあ……これから毎日ずっとでも?」



「別に、全然支障はねぇよ。」



「……。」
(最近の太輔なんか変!)←



こんなことを思いながら、百合はお風呂を済ませた。
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