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藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー

第9章 ♡Story56♡ 生への選択


百合side


「はぁ……」



陸や団司さん、玲は私の答えを受け入れてくれたけど……



美香ちゃんと徹平さんは受け入れてくれなかった……。



でも、仕方ないよね……



ちなみに3人は既に帰っている。



「なんか疲れたなぁ……眠い……」
(もしかして、この点滴にも副作用的なの入ってるのかな……)



でもこのあと、九条くんや太輔来るかもしれないのに寝ちゃ……



でも、色々ありすぎて眠いや……



「ねよ……」



百合は少しの間寝ることにした。
























和真side


「九条!今日はもう上がっていいぞ。
友達、今入院中なんだろ?」



「ま、まぁ……」



「行ってやれ。今日はこれといった作業はねぇし、
お前もここに来たばっかだっていうのに頑張ってるしな。」



「ありがとうございます、じゃお先に失礼します。」



「おう!友達……いや、彼女によろしくな(笑)」



「彼女じゃないっすから!!」



ったく、先輩って言う奴は……



思ったよりバイトが早く終わった和真、



和真は面会時間に間に合うよう急ぐように走っていった。













「はぁ……はぁ……」
(まだ、時間は大丈夫だな……あいつは、)



アイツは俺の作った弁当を食べてくれただろうか……



今はそれが気がかりだった。



そういや、急いでたからスマホ見なかったけど……



神城からLINEが来ていた。



「なんか、あったの…っ!?」



俺に送られてきた神城の文章は……




















『百合は治療を
受けないことにしたらしい。』



『美香と徹平さんは、
まだ受け入れていないっぽい。
でもこれが
百合の選んだ答えだから、』



『九条も、ちゃんと百合の
気持ちを受け入れて欲しい。』







「っ嘘、だろ……ん、で……」



ガンが再発したことは認めた、でも治療をしないってどういうことだ?



助かる術がないのか?



いや、そんなこと……







あるはずない。




「っアイツ……」



直接確かめるか……。



和真は早歩きで百合の病室に向かった。


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