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藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー

第9章 ♡Story56♡ 生への選択


和真・美香・徹平・団司・宏光はそれぞれ家に帰り病室には



太輔・渉・有希子の3人だけとなった。



「有希子さんは、今日はずっと百合に付きっきりだったんですか?」



「えぇ、裕太と一緒にね。
でも裕太は途中で仕事の打ち合わせが入ちゃって帰ってしまったんだけどね(苦笑)」



「百合、やっぱり動揺してますよね……」



「まぁね……物に当たるまで、ショックを受けていたからね……無理もないわ。
目を覚ます頃には、冷静になっていればいいのだけど……」



「……これからは、どうするおつもりなんですか?
やはり、百合ちゃんの治療に専念するんですか?」



「家族としては、少しでも長く生きてもらいたいわ。
でも、治療したからって完治するわけじゃない……
死んでしまうより、生きている方が辛いと思うこともあると思うの……」



「……。」



「……太輔くんは、どう思っているの?
百合に、少しでも長生きして欲しい?それとも……









今の寿命を真っ当するほうがいい?」






「ぇ……」



「百合の恋人として……どう思っているの?」



「っ……俺は……」















太輔side


「百合の恋人として、どう思っているの?」



有希子さんの思いがけない言葉に何も言えない俺……



俺は、百合をどうしたい……?






それは俺が決めることなのか?



それとも、家族が決めること?



いや……それは……








































百合本人が決めることだ……。








「っ……俺は……」








でも……








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