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【100プリ】瞳に映して

第1章 オムライス


「で、何で俺達がお前の相談に
乗らなきゃなんねぇんだよ。」

「まーまーカイン、いいじゃん。
アヤセから相談なんて
めったにないんだし」

「ごめんね、
たいしたことじゃないんだけど、
たまたま3人の姿が見えたから
呼び止めちゃった。」

談話室には
カイン、ノア、そしてルイの姿が
アヤセと共にあった。

「それで、相談て?」

ルイが静かに口を開く。

「相談てほどのことじゃな
いんだけどね、
みんなはさ、誕生日に
何をもらったら嬉しい?」

「は?何だよ、それ。」

「えー俺の誕生日に
アヤセが何かくれるのー?」

「えっあ、そうだね、考えておく…!」

「ノア、お前の誕生日は過ぎただろ。」

「あ、そっかー。
アヤセからなら
なんでも嬉しいかもー」

「俺は、俺が気に入るものだったら
何でもいいけど。」

「素直じゃない言い方ー。
何でも嬉しいでしょー?」

ノアがくすくすと笑う。

「うるせーよ!」


そのときカインのスマホが鳴った。

「ああ、わかった。すぐ行く。」

カインは電話を切ると立ち上がった。

「ノア、ジルからお呼びだし。
たぶん明日の視察のことだ。」

「わかったー。
アヤセ、参考になったー?
じゃあね。」

二人は談話室を後にした。


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