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【R18】狼彼氏(仮)

第4章 気をつけてください


「遅ェ」


「す、すみません」


反撃したい気持ちを抑え、ここは素直に謝る。


烈さんも居るんだ、無様なところは見せられない。


「星夜、口が悪いぞ」


「烈か、早かったな」


「シードで行ってるからな。

試合数は他と比べて少ない」


あれ…?


なんか雰囲気が違う。


「何ボケッとしてんだ、美織。

コーヒー、砂糖も忘れずにな」


「あ、はい」


「コーヒーなら僕が淹れるから、月本さんは座ってて良いですよ」


「え?いやいや、そんな!」


まただ、また何かが違う。


「そういえば烈さんは何部なんです?」


「僕は弓道部ですよ」


「こいつの命中率ハンパねェの」


「嘘を言うな、嘘を。

気にしないでください」


「あ、分かった!」


「はい?」


「あ?」


「さっきから感じてた違和感の正体!

烈さん、私には敬語で会長にはタメ口なんですよ」


「それがどうかしました?」
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