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6つ子といっしょ♡

第2章 君を守る【カラ松】


カラ松side


十四松は大丈夫だろうか・・・
皆、のことを気に入っていたようだし、あの様子だと今頃・・・


そんなことより気がかりなのはのことだ。

一松が言っていた・・・




『”落ちた”んじゃない』




考えているうちに気が付けばの家の前に来ていた。

「カラ松先輩、今日はありがとうございました!おやすみなさい」

「ああ、おやすみ・・・」


は玄関に手をかけた。
しかし、その動きが止まった。


「私、このままでいいんでしょうか?」

「このまま・・・とは?」

「裏方なのにあんな重要な役を頂いたままでいいのかなって・・・もっとふさわしい人がいたんじゃないかって・・・」

「柚木先生の言っていた通り、俺もお前が適任だと思う。そりゃあ、重要な役だ、演じたかった部員は少なくないと思う。だが、やりたい役だけできるというものではない。」


は背を向けたまま俺の話を聞いていた。


「しかし、今更そんなことを言い出すなんて・・・何かあったのか?」


兄弟たちの言っていたことを思い出す。

と、が振り返って言った。

「ごめんなさい、心配させるようなこと言っちゃって。でも何もないので安心してください。一生懸命自分の役目を果たせばいいですよね。自信持てました!ありがとうございます。おやすみなさい」


笑顔でそう答えて玄関を閉めた。

何かを必死に隠そうとしている・・・
そう感じた。
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