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君が笑う、その時まで

第2章 君しか知らない物語


◆◇
桜舞う風の向こうで、君を見つけた。

君は相変わらず光に溶けてしまいそうなくらい淡い存在だった。

けれども一途にバスケに取り組む姿が眩しく見えて――
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