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君が笑う、その時まで

第24章 ラッキーアイテム


◆◇伊織視点

 あれからどのくらい時間が経っただろう。
 灯りをつけたままベッドの上でうつぶせになったままで、おなかも特に空いたわけでもなく、かといってすぐに眠れる状態でもない。

 あの2人は無事に家に帰れただろうか。

 親切に家まで送ってくれたが、秀徳高校とはまるで方向が違うし電車賃も余計に払わせてしまった。

 体調がよくなったら2人に何かお礼をしなくちゃだな。


 ピンポーン。


 チャイムが鳴る。


「…………?」
 こんな時間に一体誰だろう?

 たっぷり時間をかけて体を起こした。
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