第6章 月夜の晩に
~月夜の晩に~
『世界の変革が始まるまであと3年…』
やぁ、久しぶりで申し訳ないが、レオンだ
いやな、さっきのでわかると思うが17年間経った
え?早すぎる?仕方ない、私なのだから←
冗談はさて置き、17年経った今、聖戦が3年後に始まる
私はそれを止めに来たのだが… アホなコトに計画を練っていない
だが、その代わりにこの先の【未来】を視ていって何とかしようと思う
ただ未来を視るんじゃない…… 未来を【変える】
可笑しい話だが、私はそれを可能に…不可能を可能にする
なんで強気でいれるかって?それはな……
『自分を信じてみたいからだよ……』
まずは、前聖戦を生きていたという天秤座の男に会いたい
一応、身体は使えるがどうも前みたいに小宇宙を燃やすことができないらしい
これは17年間生きていてわかったことだ
17年の間になんとかしたかったがどうも燃やせない
後でアルテミスに聞いてみれば、「チートの代償です」と呆れた目で見られた……
私、そんなにアルテミスに何かしたか?
あ、アポロンの竪琴を借りたままだった……←
後で場所を伝えとこ
まぁ、ギリギリのテレパス……それも神の間であれば平気なんだが……
人間となるとどうもできない
多分、あまり深く関わってないから慣れてないのだろう……
『まぁ、会ってみるだけ損は無いか』
クラテリスと私の先見ではどうやら天秤座の男は中国にいるらしい……
私からしたら200数十年よく生きれたなと感動してしまう程だまったく……
【レオン!!聞こえる!!?】
【その声はデメテルか どうした?】
【どうしたもこうしたもハーデスったら裏切ったのよ!】
…はい?え?ちょ、まっ、え!!?はい!!?←←
裏切っただと!!?あの愚弟が!?……ん?
【デメテル、悪いがその話を詳しく教えておくれ】
【いいわ!ハーデスはペルセフォネ……コレーを探してるの】
【可笑しいだろう、今は春だろう?コレーはキミの元では……】
【コレーは……存在を消したのよ!!!】
いかん、まずいコトになった……
やばい、先見してなかったせいだ……
【すまない、デメテル……私に何かできた筈なのに…】
【……よく聞いてちょうだいね…】