第7章 KXXXX・XXXXXXへのインタビュー

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ファイルナンバーC‐320514-113

KXXXX・XXXXXX博士へのインタビュー

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XXX博士(以下I):今回聞きたいのはプロジェクトチーム間に
　共有されているある噂について。

K:あぁ……噂ねえ

I:それはどういったもの？

K:答えてどうなる？

I:記録され、収集されます。

K:マコ・カミザワとその子供は生きている。
　噂というよりも推測だよ。
　SCP-073の様な性質が生じたなら、
　彼女とその子供も〈呪い〉を受けた筈だ、
　そういう事だろう。

I:〈呪い〉というのは？

K:死ねない呪いだよ。
　クソッタレ弟殺しのカインと同じ、
　神の怒りをかったのさ。

I:それが噂の内容なのですね？

K:もうひとつある。
　サイト17で近頃SCP-73を見かけない。
　実験の成功を受けてマコとその子供と共に
　どこか別の保護サイトにでも移されたんじゃないかって話だ。
　そしてここは近々廃棄される。

I:それも噂？

K:これは私の推測だよ……気分が悪くなってきた。
　ここまででいいかな。

I:分かりました。


〈KXXXX・XXXXXXは極度に精神の均衡を崩し、
　インタビュー3日後に拳銃で自らの頭部を打ち抜きました〉