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第39章 雪の国と春


『……やれやれ、本当不注意なやつだな……』

私はナルトが気絶したのを見ると、小雪の牢の前に姿を表した。


「……あんたはっ!」

小雪は私を驚きで見つめる。

『どうも小雪さん、助けにきました。』

私はそう言うと小雪の牢の鉄格子を外す。

『さてと、小雪さんここからちょっと俺に協力してください。』

私はそう言うと小雪の返事を聞かずに印を結ぶ。


"ボフン"

気の抜けるような音と共に煙が上がる。

「……えっ?」

煙が消えると小雪は私を見て固まった。

『姿移しの術です。』

私は小雪の姿でそう言った。
小雪は流である私の姿になっている。


「……どういうこと?」

小雪が言った。

『……これから私があなたの振りをしてドトウに一泡吹かせます……

一緒に闘いましょう……貴女ならこの国に春を呼ぶことができる。』

私の言葉に小雪は目を見開く。

「……やってやろうじゃない!」

次の瞬間、小雪は流の顔に不敵な笑みを浮かべた。

それに私は微笑むと万華鏡写輪眼を発動した。

「…何っ?」

それを見た小雪が驚く。

『……万が一の為に、一度だけ攻撃から小雪さんを守る術をかけました。』


私がそう言った時爆発音が響いた。


『……どうやら助けが来たみたいです……

いくわよ!流』

私はそう言うとニヤリと笑った。

私達はナルトの牢の前に行くと札をはがし、ナルトを起こした。

「……流!?」

ナルトは小雪をみて声をあげる。

「……さっさと逃げるぞ!」

小雪の言葉にナルトが鉄格子を壊し牢からでる。

「……あっ!あいつらいつの間に!」


その時、通路を二人の男が走ってきた。

だが、二人ともナルトに殴られあえなく撃沈する。

「行くってばよ!」

ナルトは私の手を引いて走り出した。
私達はナルトと小雪に手を引かれエレベーターに乗る。

エレベーターを下りて再び走り出すと、下からロープが飛んできて男がそれを掴んで現れる。

「…くっ!」

ナルトが素早く男に攻撃を仕掛けた。



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