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第39章 雪の国と春


しばらくすると、撮影場所についたようで車が止まりスタッフが降りた。

だが、撮影を開始しようと言うときになって小雪がいないことに気付き、場は騒然とする。

カカシの指示で私たちは小雪を探しに向かった。

だが、私は直ぐに三太夫たちのもとに向かった。


(どうせナルトが見つけてくるだろうし……

それより、ナルトが戻ってきた時にここにいなければ助けたいものも助けられないからね。)

私は三太夫たちから少し離れたところに隠れて待機した。


しばらくして、三太夫が突然現れた線路に近づいた。

どうやら、凍りついた線路にチャクラを流し氷を溶かしたようでそれに気付いた三太夫は慌てその場を離れた。

そのすぐ後、小雪を背負ったナルトがトンネルから飛び出してきた。
そのあとを追うように汽車が走り出てくる。


「久しぶりだな……小雪……十年ぶりか……」


汽車が止まると、男が顔を出した。
男は拡声器を使い小雪に話しかけた。


私はそれを隠れて見ていた。

そろそろ三太夫達が動き出す頃だ。
そう思った時、何十もの丸太が斜面を滑り汽車に衝突した。



そして、三太夫が刀を手に現れた。
三太夫はドトウを見ると話し出した。

「これは?」

ナルトが驚いてそれを見つめる。


「昔年の怨み、今ここで……」


三太夫はそう言うと、仲間を引き連れ声を上げて斜面をかけ降りていった。



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