• テキストサイズ

If...

第24章 サバイバル演習


「お前らあああ!」

私の隣にいたカカシが三人のもとへ飛び出して行った。

私もそのあとに続く。

サス「!!」

ナ「うわあああ!」

サク「きゃあああああ!」


煙と共に叫びながら出てきたカカシに三人が驚く。


カ「ごーかくっ!」


「え!?」

「は?」

「………」

カカシの言葉に、三人は訳が分からないようだ。


「合格!?なんで!?」



我にかえったサクラがいきなりの合格通知に疑問をぶつける。



「お前らが初めてだ。
今までの奴らは素直にオレの言うこときくだけのボンクラどもばかりだった。

…忍者は裏の裏を読むべし。
忍者の世界でルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされる。
……けどな!仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ!」

カカシがあの明言を言った。

『まぁ、ルールは破る為にあるからね。』

私はぼそりと呟く。

「これにて演習終わり、全員合格!

よーし!第7班は明日より任務開始だぁ!」

明るく言うカカシ。


「やったああってばよ!!オレ、忍者!忍者!忍者!!」



ナルトは喜ぶ。
私はそんなナルトが可愛く思えて暫く見ていた。

「帰るぞ」

そして、全員縛られたナルトを置いて行ってしまった。



「って!どーせこんなオチだと思ったってばよォ!

縄ほどけェ―!」


私はナルトに近づくと、縄をほどいた。


『行こう、ナルト。』

そう言って手を差し出す。


「流……。」

ナルトが驚いたように私の顔と手を交互に見る。


「ありがとうってば。」


ナルトはぼそりと言うと私の手を取って立ち上がった。



この日、カカシを隊長とする七班が正式に結成された。
/ 450ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp