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If...

第20章 平穏


sideーナルトー

俺は弁当が食べ終わると教室でシカマルたちと話していた。

サクラちゃんの話しがサスケの文句になって、次は流の話になる。


そしてさらに話題が次ぎにやろうと計画しているイタズラになったとき、後ろの席で椅子を引く音がした。

「ヤベっ!」

いつの間にか戻って来ていた流を見て声をあげた。
流はサスケに似ていて、優等生で嫌なヤローだ。

イタズラの計画がばれたら何を言われるかわかったものではない。

恐る恐る流を見るとニヤリと笑っていた。



『そんなんじゃ失敗するぜ?シカマル、頭いいんだから作戦考えてやれよ?』

流は予想もしないことを口にした。


「真面目なお前がそんなこと言って良いのかよ?それに、俺のテストの点はナルトの次ぎに悪いぜ?」


シカマルも驚いているようで、そんなことを言う。


『ルールは破ってなんぼだろ?それにシカマルのテストの点が低いのは面倒くさがってるからだろ?』


流はそう言ってニヤリと笑った。

流のその言葉に、耳を疑った。



[ルールは破る為にあるんだよ?]



懐かしい顔が脳裏を過った。
その表情が目の前の流とかさなる。


『ドベ一人じゃイタズラ成功しないだろ?』

感傷に浸りそうになっていると、流がからかうように言った。


「ドベじゃねぇ!」

俺は感傷に浸りかけていたのも忘れ怒鳴った。


シカマルの溜め息が聞こえた。



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