• テキストサイズ

好きやねん。

第2章 彼に隠された秘密とは……


『そうなんですか………?』

「神崎……余計なことばっか………」

会長がわたしを見下ろして、頬を赤く染める。

「神崎の言う通りや。………俺、美祢を大事にしたい……だから……」

会長が何かを言おうとしたのに、その先を聞けることはなかった。

だって………

「まあ、大事にしたいとかいう前に、臆病な超初心ヤローだしね!このムッツリ!」

という神崎さんの言葉に遮られたから。

さすがに、これには会長はもちろん、わたしも怒るどころか呆れた。

『神崎さんのこと、見直しかけたのに………』

「所詮、神崎は神崎やな」

「え!?ちょ、なにそれ!?どういうこと!?」



おろおろする神崎さんを尻目に、わたしと会長は顔を見合わせて笑った。
/ 59ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp