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隣の家の二宮くん

第6章 6.素直な気持ちで


「じゃあ…俺そろそろ…」


そう言って翔くんは席を立った。


「なーんだ、もう行くの?
まぁ、もう夕方だもんな~」



智くんが言った通り外はもう夕方で、

夕日が少し見えた気がした。




「これ、俺の電話
また、その…ごはんでも、どう…?」


翔くんは帰り際に名刺を置いてそう言った



『う、うん…いいよ』


「じゃ、じゃあ!また電話して?」


「んふふ…じゃあ会計しまーす」




なんか緊張して、ずっと名刺を見つめてた


経理部 櫻井 翔



私の初恋の人はやっぱり完璧でした。
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