第10章 ここにいたい
「言ったはずだが?叶わぬ恋だと」
「ギーヴ‥両想いとわかったんだ俺に譲ってもらおうか」
ダリューンがそういうとギーヴは悲しそうな顔をしたがすぐに笑った
「もとから譲る気だったからな‥」
ギーヴは頷きながら言った
「ダリューン卿‥幸せにしてやれよ」
ギーヴはダリューンに囁いた
「ギーヴ‥」
「里奈」
ダリューンは里奈を抱きしめた
「ダリューン‥ありがとう!」
ギーヴが部屋を出て行こうとしたため里奈はギーヴの腕にだきついた
「里奈殿?」
「ギーヴ!!ここは私とギーヴがいた部屋なんだし‥いてもいいんじゃないかな?あと私‥ギーヴの事嫌いになったりしてないからね!ダリューンと付きあうけど‥ギーヴも大好きだから!」