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アルスラーン戦記~殿下の幼馴染~

第10章 ここにいたい


「あの女を捕まえろ」

里奈は剣を構えた

「またやっかいな事にまきこんでくれたね」

「里奈を守ってくれ!」

アルスラーンの言葉に全員頷いた

「ダリューン‥そこをどけ!」

「それは出来ぬ!」

「くそ‥ひくぞ!」

ヒルメスは去っていった

里奈はただ呆然と見ていた

「大丈夫か?里奈」

「また迷惑かけたね私‥本当にごめん」

「ヒルメスがいつ襲ってくるかわからないぞ‥」

ナルサスの言葉に里奈は頷いた

「ヒルメスとはどういう関係なんだ?」

「旅をしてたらたまたまあって‥私がアルスちゃんの所に向かってるって話したら任務を任されてさ」

「任務があったなんてわからなかったよ?」

「うん‥やらなきゃ皆が危険な目にあうっていわれたんだ‥でも出来なかった‥」
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