第15章 ナラン
「アルスラーンと申します」
「アルスラーン!?」
聞き覚えのある声にアルスラーンは驚いた
よくみるとエトワールがいた
「エトワール!?なぜ‥なぜここにいる?王都にいったのではないのか?」
「お知り合いかな?実はな彼女は王都から逃げてきたそうじゃ」
「何があったんだ?」
「揉め事があったのだ‥」
「どちらか裏切ったということか?」
エトワールは頷いた
「恐らくあの二人はお互いを利用していたと思う‥私はルシタニアの兵に捕まりそうになったのだ‥それで逃げてきたのだ」
「王都は大変な事になっているようですな‥」
ナルサスは顎に手をあてそういった
「話してくれてありがとうエトワール」
「アルスラーンはなぜここにいるのだ?」