第9章 拉致の時間
お手入れ?楽しそうだね~
バコーーーーーーーーンッ!!
私達は不良さんを鈍器と言うなのしおりの角で殴った……。
ふー。これですっきりしたわ。
「結衣?顔平気?凄い腫れてるよ?」
「カルマ君……大丈夫だよ~。ふふっ。」
ふーっ。怖かった……。
「あれ?……立てない……。」
「……はは。よいしょっと。」
「え??いや、私重いから!!止めて!!」
「軽いよ?ちゃんと食べてる?それに、歩けないんでしょ?」
「ニュルフフフフ。青春ですね~」
結局私はお姫様だっこをカルマ君にされ、
旅館に戻った。