• テキストサイズ

【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第6章 6話


間もなく二次試験が始まる・・
時計の長針が限りなく真上に近づいていくにつれ、受験者達の空気はピリピリとした緊張感に包まれていた。

「・・・周りが緊張してきたな」

「何が起きるか解らないからな」

他の受験者の人達、それにレオリオとクラピカは緊張の面持ちで扉を見つめている・・。

「そんなに心配しなくても大丈夫ですよ、二次試験は楽しそうでしたから」

「「?」」

・・っは!  やば!つい・・・!!

ピーーーー・・ン

その時、時計の針が真上で重なった
二次試験開始だ

重々しく開かれる扉の向こうには・・

「どお?お腹はだいぶすいてきた?」

「聞いてのとおり もーぺこぺこだよ」

「そんなわけで二次試験は 料理よ!!」

メンチとブハラだ!

二次試験の説明が始まる
その試験内容を聞いて受験者の人達はみな困惑しているようだ・・ そりゃそうですよね。

そして課題のメニューが発表された・・

「豚の丸焼き!! おれの大好物」

豚を探しに行く受験者の波に紛れ、私はしばらく身を潜める事にした。
受験番号を付けてない事がバレてしまってはここに居られなくなるかも知れないから

きっとゴンたちなら原作通り上手くやれるだろう、ここはまだ私の出番ではないと思った。

ゴォォォオオン

銅鑼の音が鳴る、二次試験が終わったんだ。

ひょこっと顔を出せば、集まった大勢の受験者の背とお腹を膨らませたブハラ、それと沢山のグレートスタンプの亡骸が見えた・・。

うわあ・・ホントにあんな量食べてる・・・
その信じがたい光景に変に関心してしまった。

「あっ!名前さんみっけ!どこに行ってたの?」

「わ、見つかっちゃった」

流石野生児・・茂みの中からの私の視線に気づいたみたい・・

「名前さんもこっちにきなよ!森に近づくと危ないと思うよ」

「うん・・、でも」

「受験番号の事?  ・・実はさっき、サトツさんが名前さんの事聞きにきたんだ。割り込んできたヒソカが何か耳打ちしたら試験官の人頷いてどっかに行っちゃったけど、大丈夫みたいだったよ。」

「え?そうなの・・・?」
/ 415ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp