第2章 六つ子
ZUDAYAを出て彼の家へ向かう間、お互いのことについて少し話をした。
彼の名前は松野おそ松。
いまは実家暮らしをしているらしい。
仕事は私と同じくしてないみたい。
弟さんもいらっしゃるみたいで、長男だと言っていた。
ーー実家暮らしなら、まだ安心ね。でも男でニートかぁ・・・
そんなことを考えいると彼が足を止めた。
お「はーいななみちゃん着きましたー、ここ、俺ん家!」
見上げると"松野"と書かれた表札がかかっている。
ーーーあー、なんか実家って感じ。
心の中で少し懐かしさを感じながら彼に続いて中へと入る。