第17章 二・其ノ陸

今来むといひしばかりに長月の　



有明の月を待ち出でつるかな




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大『それじゃ、今日１日侑李は預からせてもらって

夕刻には送り届けるから安心して。』



二『下の娘ももう少し大きくなれば、夫婦水入らずに

してもやれると思うけどな』



山『いやいや、ありがとうございます。
　　
本当に良かったな侑李。　楽しんできな
おシゲもよろしく頼んだよ』




　
侑李を預かる最終日、約束の釣りへと行くため智久
とは先に別れて四人で海辺へと向かった。