第5章 嫉妬そしてすれ違う2人
走ってもう、5分は経った
たったの5分だが、やっぱり鍛えている人の足は早く
もう息が上がる
古雪「ちょ…は…はじめ、もう走れない…それに腕いたい…」
はじめは止まってくれたが、腕は離してくれなかった
岩「お前…まだ、あんなこと続けてんのかよ」
古雪「………」
岩「答えろよ!!!……」
古雪「だって、しょうがないじゃ…きゃっ!!」
はじめが止まった場所は、人通りが全くなくベンチだけが1つだけポツンと置いてある小道だった
なぜ、わざわざこんなひとけがない場所に?
今、私の目の前にいる人は本当にはじめなの?