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【黒バス】シュガーポット

第16章 傘に隠れて


雨が降り続く梅雨のある日、
桜は放課後の秀徳高校校門前にいた。
肌寒いのか腕をさすり、傘の隙間から空を見上げた。
「毎日雨ばっかりで、なんか憂鬱」
「お!桜ちゃん発見!真ちゃん待ち?」
そんな憂鬱を吹き飛ばすような明るい声で現れたのは、高尾だった。
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