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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


重なる水音と
肌のぶつかる音が
明るさを増した部屋に響き
二人の情事は快楽のピークを迎え
そして静かに幕を下ろした

「姫凪コーヒー淹れるから
先にシャワー浴びて来いよ
化粧とか時間かかんでしょ?」

またウトウトしてしまってる
姫凪の頭を撫でると
小さく頷いて
フラフラとシャワーへ向かう

朝からこんなに幸せで
良いのかね?
なんてニヤケた顔全開で
思いながら
コーヒーの支度をして
冷蔵庫の食材を物色する

「スクランブルエッグ…ゆで卵
ハムエッグ?
んー…味噌汁飲みてぇなー…」

『ご飯残ってるよ?
お味噌汁とおにぎり作る?
卵焼き付き』

「姫凪、もう出たのか?
お前支度は?」

『朝ご飯作る余裕くらいは
ありますぅ
鉄朗に作りたいんだもん
久々でしょ
朝ご飯作るとか…
今までしたくても
出来なかった事、したいもん…』

石鹸の香りが
強く残る髪を揺らし
ゴロゴロ背中にジャレてくる
姫凪
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