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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


「はい?それは…」

「黒尾くん独り暮らしでしょ?
彼女も居ないし
ご飯とか大変じゃない?
ね?どう??」

ここで彼女の話とかするかね!?
姫凪にヘンに思われ…
そこまで考えて止まる思考

気にしねぇか?今更
俺がどこで誰と飯食べようが…
過ぎった卑屈な考えに
溜息を吐き出そうとした
その時

『あ…あの!
クロ…とは、今日の夜予定あるから
遠慮してくれますか?』

まさかの声が脳に割り込んできて
吐き出そうとした息は
逆流して激しく咳き込んでしまった

「姫凪?」

『…さっき、話てたじゃん
話があるって…』

いや、話してたけども…
日にちも時間も決まってなかった
それに…夜に二人切りとか
俺が耐えれる自信がねぇ!
確実に襲うか
拝み倒してヤッちまう!

「そうなの?黒尾くん?」

「あ、いや…」

『だめ?クロ…?
ご飯食べに来てくれないの?』

そ、そんな顔して
そんな切ない声で言われたら
俺がどうなるか
分かって言ってンですかァ!?
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