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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第5章 歪みに飲まれる愛


そう思って及川さんを
押し退けようとした手が

『そろそろ離れて下さい
私は鉄朗の部屋に…帰る…』

「嫌だね、バーカバーカ。
クロちゃんの部屋に帰るって
聞かされたら余計に
離れたくなくなった」

アッサリ掴まれ
引き寄せられる
鉄朗と違う手の温度に
身体が固まって…る、場合じゃないってば!

『離してください!
気安く触らないで!』

よし、私イケてる!
チャント言えてる!!
掴まれた手を思いっきり振って
拘束から逃れようとした、のに。

「怪我、してるじゃん
どうしたのさ?
結構痛かったでしょ、コレ」

指先の傷に食い付かれ
さっきより強く掴まれてしまった手

『さっき…マグカップ落として
掃除した時にチョット…
こんなの大したモンじゃ…
だから放っておいて下さい』

「いや、結構深いよコレ
チャント処置したの?
適当にしてて酷くなったら
どうするのさ」

『平気ですよ…とにかく離して…』

気弱になるなぁ…!
ここはガツンと拒否を…

「傷を甘く見て
大変な事になった後輩が居たんだけど…」
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