第2章 六つ子は朝が弱い。
F6…彗星の如く現れた六人組アイドル。
メンバーが六つ子と言う異色さと、そのそっくりな容姿が話題を呼びデビューと同時に一躍トップアイドルの座に着いた。
メンバーは…
六つ子の長男にしてリーダー。爽やかジャスティス、松野おそ松。
肉を肉で巻いて食べる肉食系肉、次男、松野カラ松。
ハーバード大学准教授、ビューティージーニアス、松野チョロ松。
四男、カリスマ的求心力、ミステリアスクール、松野一松。
一万人斬りの王子様、スイートプリンス 松野十四松。
奇跡のルックス、キューティーフェアリー、松野トド松。
「本日のスケジュールは。9:00からドラマ撮影、12:00から移動件昼食、13:00からバラエティー番組のゲスト、18:00から雑誌のスナップ撮影、21:00から歌とダンスの練習です。」
お「フッ、オールキャンセr「言わせねぇからなぁぁぁ!?」」
私の声がおそ松の声を遮る。
お「ちょっと彼方ちゃーん。何もセリフ遮ることなくなーい?」
「いやいやいやいや!!
何!?オールキャンセルって?
は?今人気マックスなんです!!仕事バンバン入ってるんです!!今働かなくていつ働くんですか!?」
お「えー、でも俺ら元ニートだしぃ」
か「ふっ、この神が与えし強靭なる肉体にも休息が必要だと…」
ち「けど、休みも大事だと思うよ?」
い「…眠い。」
じ「彼方!おはよーーー!!!」
と「えー、睡眠時間短いとお肌荒れちゃうからぁ…」
パジャマ姿の六つ子が私に口々に文句を言う。