• テキストサイズ

恋ぞつもりて(裏)~声優さんと一緒~

第14章 cocktail1


収録を終え、スタジオを出ると後ろから声を掛けられる。


「あやめちゃん!」


「自由も収録だったんだ。」


「うん。そうだよ。ね?」

「この前、キラフェスに来てくれてありがとう。」


「あー。うん。こちらこそ楽しかった。ありがとう。」


「そうそう!差し入れもありがとうね。お礼に奢らせてよ。」


「え。別に良いよ…私も行って楽しんだし。」

「それだけで十分。」

足早に出口に向かう。



グッと肩を掴まれ、足を止められる。

「えー。そんなこと言わないでさ。ね?」


「うーん…。」
何か今日の自由は変…

私の直感がキケンな雰囲気を察知する。


「この後とかどう?」


「うーん。」

眉をひそめ、様子を窺う。


「ね?良いでしょ?」


「………急だね。」


「善は急げってね?」


何でこんなに食い付くんだろう…

そこに少し興味がわく。


「まぁ、別に良いけど。」

「でも、こんな時間じゃお店も限られちゃうんじゃない?」


「大丈夫大丈夫。知り合いの店だし!」

目がキラキラしてて可愛い。


「そう?……じゃあ…少しだけなら。」




/ 350ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp