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放課後の図書室
第9章 私の事、好きですか?
やってしまった…
人生最大の失敗だ。
私は千陽先輩に伝えたかったんだ。
…たぶん。
でも、
私は千陽先輩に嫌われているかもしれない。
千陽先輩は私があの子だって信じないかもしれない。
私は、フられるのが怖いんだ。
もし、千陽先輩にフられたら…
フられたら…
二度と、本を読めなくなるだろう。
だって、私と千陽先輩の二回目の出逢いは
『本』が深く関わっているのだから。
先輩との想い出のほとんどに『本』があって…
忘れられないの。
ずーっと
千陽先輩のことが。
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