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放課後の図書室

第6章 あの頃


“私のこと、好きですか?”

なんて、

期待できる訳ないのに。

あーあ。

ホント



バカだよね、私。


千陽くんの隣に居られたのに。

伝えなければ

ねぇ、千陽くん。


あの頃に戻れたら、





笑顔で『好きです‼︎』

って、言えたのかな。

私が引っ越しなんてしなければ、

隣でずっと笑っていられたのかな。



君にそんな困った顔をさせるつもりなんてなかったのに。






私の“好きです”という君への想いは







もう、

届かないんだね。





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