第4章 僕とアイツの日曜日
僕は本屋に来ていた。
僕が好きなシリーズの本が今日発売なのだ。
「お、あった」
やっと手に入れた6巻
やばい。
超、嬉しい。
「お買い上げありがとうございました」
レジのおねえさんはにっこりとして見送ってくれた。
あとは帰って本を開くだけ…
「あ‼︎千陽先輩‼︎」
…
そこには、実音…
厄介な奴に会ってしまった。
僕の素晴らしい日曜日を邪魔するな‼︎
「千陽先輩‼︎私、図書室におく漫画探してたんですよ〜!」
「あれだけあってまだ足りないのかよ⁉︎」
「だってぇ〜、あと5冊あれば本棚にぴったりなんですよぉ‼︎」
…確かに僕だってぴったりにしたい。
でも…
「それだけの為に学校の金を使うな‼︎」
「嫌です‼︎」
「今、大量に金使って校長に睨まれてんだぞ!」
「大丈夫です‼︎私、校長の孫なんで‼︎」
…は?