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【刀剣乱舞】もしも刀剣男士と生活したら R-18

第17章 温もり



本丸の外へ出たものの、遠征から刀剣たちが帰ってきて、男の審神者も帰ってきたのか鉢合わせをしてしまった。

「佳奈、どこへ行こうとしているの?」

「やだ、やだよ、帰る、帰るの」

石切丸に抱えられた佳奈は掠れた声で言う。

「こう言っているんだ、俺達の主だから返してもらおう」

「へし切のくせに……お前らやっちまえ」

中条の一言で刀剣たちが向かってきた。

「石切丸さん、ここは私たちに任せてください。主を頼みます」

「ああ、頼んだよ。主が悲しまないよう、1人も欠けずにね」

「もちろんです。すぐに片付けて帰ります」


一期一振がそう言うと中条の刀剣目掛けて走って行った。

「私たちも行こうか。しっかり捕まっていてね」

石切丸の優しい声に心が少し和らぐ。だが、皆に迷惑をかけて、情けなくなって不意に涙がこみ上げてくる。
彼の袖をグッとんで涙が零れないように耐えた。


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