• テキストサイズ

色々短編集

第10章 たまにはいいじゃん。


駆side


僕は今、伊織の家にきています。


なぜか。宿題を持って。



最初は普通に遊ぶ約束をしてたんだ。
なのに昨日急に『宿題たくさんでたからそれ片付けよう』って…。

僕と伊織は違うクラスだけど、学年共通の宿題が出された。だから僕にもその宿題があるわけで。


「はぁ」


せっかくのデートなのに。



今現在、可愛い可愛い僕の彼女は机に向かってます。
真面目ですよ。えぇ本当に。


こんなに近くに彼氏さんがいるのに。
僕になんか見向きもしてないですよ。空気空気。


「ねぇ伊織」


「ん?」


ほら。
机に視線を向けたまま。


「ひま」


「じゃあ寝っ転がってないで宿題しなよ」


「んぇー??」


見てないと思ってたけど見られてたみたい。
僕は今床でゴロゴロしてます。


ちょっと嬉しい。←
/ 61ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp