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百日紅の夢[進撃の巨人]【裏】

第2章 ヘリオトロープの恋


食事が終わって一息。
片付けも終わり、リヴァイさんご要望の紅茶を淹れる。

「………」
「………」

私達の会話は大分少ない。
でもこの沈黙は多分緊張のせいだ。
リヴァイさんも心なしか動きが硬い。

私の視線に気づいたのか、チラリとこちらを見て呆れたようにため息を吐いた。

「……いつまでそんな所にいるつもりだ?」
「え、えっと…ぉ……」

テーブルを挟んで対角線。
肩身狭く小さくなっている。
緊張でまともに顔が見れない。

「………」
「………」

沈黙

「……風呂に行くぞ」
「……はい」

リヴァイさんはサクサクと準備を始めた。
慌てて私も準備する。

いくら兵長とはいえ流石に個室のお風呂はもらえないので何時もの兵士用の大浴場だ。
お湯につかりながら反省する。

(お風呂からあがったら隣に座ろう!そして楽しくお話しするんだ!)

決意をしてお湯を出た。
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