第22章 約束はきっとこの日のために
アレン「僕と紅里の、約束...」
私「やっぱり覚えてないか...」
私は諦めて、部屋を出ようと思った。
アレンの言葉を聞くまでは...
アレン「紅里、僕のお嫁さん...」
振り返れば優しく笑ったアレンがいた。
アレン「思い出した。5人の約束を果たした僕のお嫁さんに、なってくれるって約束。」
私「アレン...」
アレン「好きです、ずっとずっと。」
私「私もっ、アレンが好き...」
そっと包まれる。
私はこのぬくもりを、知ってた。
何年も前から。
このぬくもりは好きな人のアレンのだ。
アレンの、顔が近づいてきて私はそっと、目を閉じた。
そして、重なる唇。
すぐに離れたけど、そのままの距離で見つめあった。
アレン「愛してる。」
私「私も愛してる。」
END