第16章 再開と戦闘開始
シーン...
静寂が空気を支配した。
私はアレンから離れようとすると、
アレンに腕を引っ張られ膝の上に乗っかってしまった。
ア「僕がティキと戦います。紅里、僕を信じて。」
耳元で言われた言葉には【開戦】の意味が込められていた。
私は無言で頷き、リナリーの肘掛に座った。
ティ「...はぁ〜」
そのため息と共にティキが立ち上がる。
それが合図となったようにアレンがティキ兄に向かって走り出した。
私「アレン、信じてる。」
聞こえたかは分からないけど言いたかった。
リナリーは不思議そうな顔してたけどね。
ティ「ラストダンスといこうぜ、少年」
ロード「僕と遊ぼー♪」