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びゅーてぃふる ❦ ふれぐらんす【気象系BL】

第3章 飴玉本舗✡摩訶不思議堂


❦ M ❦



「相葉くんって自分勝手なエッチするのね」


賢者タイムに突入し
多少の疲れを感じながらも達成感に浸っていた俺に
浴びせかけるように上から降ってきた言葉が、これだ


「…へ?」


いつの間にか彼女はさっさと服を着て
部屋を出ていこうとしてる


「ちょ、ちょっと待ってよ!
何がダメだった?!」


やっとの思いでエッチにまでこぎつけたというのに
これじゃあんまりだ

俺はベッドから飛び起きて
帰ろうとする彼女の肩を咄嗟に掴んだ


「パンツくらい履いたら?」

「あ…」


パンツ!パンツ!
俺のパンツどこだ!

絶賛行方不明中の
買ったばかりの勝負パンツを必死に探す


…あった!


背中越し
パタン、とドアが閉まる音がして
慌ててパンツを履いて彼女を追いかけた


「待って!ねぇ…!」


パンツ一丁のまま玄関のドアを開けるも
そこにはもう彼女の姿は無くて


「またかよ…」


確かあの時もそう
三年前に別れた元カノの最後の言葉もまた
同じ様な言葉だったことを思い出した

自分勝手なエッチって言われたって
どこがどう自分勝手なのか
全く見当もつかない

強いて言うなら激しくしない事くらい…?
女の子には優しく、って
母ちゃんから教えられていた
そういう事じゃなくて?



アパートの向かいのドアが開く音がして
俺は慌てて玄関を閉めた


― コトッ ―


ん?

ドアポストを覗くと
チラシのようなものが入れられている
ふぅ、と溜息をついて
俺はそれに手を伸ばした
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