• テキストサイズ

びゅーてぃふる ❦ ふれぐらんす【気象系BL】

第2章 バーチャルな君と僕


最近ハマってるのは
素人の動画投稿チャンネル

おバカな実験動画や
ゲーム実況
特技自慢

特にコメントする事も無く
面白そうなのを見つけては動画を再生して行く


その中に見つけた
【 歌ってみた。】
の文字

お世辞にも上手いとは言えない素人の歌声
もとより、それを歌ってる本人達は
実に楽しそうで…


「歌ってみよっかな…」


勉強はからっきしダメだし
スポーツは得意な方だけど、続かない
だけど歌なら
子供の頃からよく褒められていたことを思い出した


最近の邦楽はよくわからない
カラオケBOXのバイトの面接の時
店長から
『十八番は?』
って聞かれて
『雪國』
って答えたらドン引かれた
まぁ、確かにね
この歳で、十八番が雪國って…


他に歌える曲と言ったら…
母さんが好きで良く聞いてた、ジャスティン・ティンバーレイクくらいだ


「次のバイトん時、ちょっと練習してみるか」


歌いやすいのはどの曲だろう?と考える


「Mirrorsかな…」




僕は動画チャンネルに登録をした
ハンドルネームは『サト』

名前が『智』だから『サト』だなんて
安易だろうか


そうだ、と立ち上がり
1階の納戸の奥に仕舞い込んであるビデオカメラと三脚を取りに行った


なんだか急にワクワクしてきたぞ

それまでのなんの楽しみも無かった日常が
ほんの少しだけ、色付き始めた
/ 537ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp