• テキストサイズ

【おそ松さんR18】君の瞳にうつる色

第8章 たすけて




わたしが泣き出しても、チョロ松くんは動じず、わたしの頭を優しく撫でつづけた。

ぽん、ぽん、というリズムが心地よい。

言い知れぬ安心感が、わたしを包み込む。


「チョロ松くん……」

チョロ松「ん…?」

「ごめんね……っ」

チョロ松「ふふ……どうして謝るの?」


チョロ松くんの優しい声色が、ますます涙腺を刺激した。

涙がぼろぼろと溢れ出してとまらない。


チョロ松「何があったのか、聞いてもいい?」

「……」


わたしは、押し黙った。


チョロ「僕には言いたくないこと…?」

「チョロ松くんだから…とかじゃなくて……」

チョロ松「そっか……」


チョロ松くんは、それ以上なにも言わなかった。

その代わり、わたしを優しく抱きしめてくれた。

ぽんぽん、と子供をあやすように背中を優しく叩いてくれた。



/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp