• テキストサイズ

年下のオトコノコ〜番外編〜【HQ】

第1章 報告〜烏野の場合〜




追加のビールとつまみが届くと俺たちはちびちび酒を飲みながら話をした。

自分たちの話や、後輩たちの『今』の話。
そして…








「月島…すげえよな…
俺たち追い越して父親になるんだよな…」

旭の声に俺は少し動揺した。

その動揺に大地は気づいたようだ。

「なぁスガ…お前さ…まだ椎名さん好きなんだろ。」


「なーに言ってんだよ大地。そんなわけ「あるだろ。」













「なんでわかっちゃうかなぁ。大地は。
久しぶりに会ったから湿っぽい空気にはしたくないのに…」

俺はピッチャーのビールをまた一気に煽る。

ピッチャーを置くと長く息を吐く。



「大学行って他の女と付き合ったりもした。
付き合うってことでそれなりのこともした。
でもなんでかな…
春高予選の前に振られた時のことがずっと忘れられないんだ…
5年前のことがずっと…」



そう、あの時の夕日が



忘れられない。



/ 65ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp