第3章 神谷浩史さんとの恋(裏)
りん視点
『あ…っ///やっ…///も、やめ…っ///』
「何言ってるの?もっと、シてほしいんでしょ?」
〜4時間前〜
私は久しぶりに会う友達4人と居酒屋で、飲んでいた。
すると、友達の1人が話しかけてきた。
「みんな、けっこうなペースで飲んでるね」
『あ、神谷くん。…そーだね』
実は神谷くんは元カレで、今は友達として接している。
「みんな、すぐに潰れそうだね」
笑いながら神谷くんが言う。
『潰れなきゃいいけどね』
私も笑い返す。
「しかも、飲み始めてから、もう1時間たってるよ」
『え、ホントだ…まだ、30分ぐらいかと思ってた』
「ホントにね」
『あ、ちょっとお手洗いに行ってくるね』
「うん。行ってらっしゃい」
私が戻ってくると
『あれ?みんなは?』
「なんか、違う店に行くって言って会計して行っちゃったよ?僕はりんちゃんを待ってたけど」
『あ、そ、そーなんだ!ごめんね!』
「いいよ別に」
『あ、でも私、明日、朝から仕事だから…もう、帰らないと…』
「じゃあ、家まで送ってくよ」
『え、でも…悪いし…』
「いいよ、気にしないで」
『じゃ、じゃあお願いします』
「うん、それじゃ、行こうか」
『はい』
私は、残っていた水を飲んで神谷さんのあとを追った。