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Blue【気象系BL】

第4章 最後の言葉


頭の泡を流し終えて目を開けると、

俺の後ろに、
誰かの、
脚が見えた。


それは、

見慣れたニノのそれではなく、

もっと骨張っていて、
筋肉質の.....。




「潤!!」

「.......」

俺は動揺を覚られまいと、
出来るだけ普通に、明るく言った。

「おー...今、終わるよ...待ってて...」

!!!!!

潤が俺の腕をぎゅっと掴んだ。

「....」

「.......」

視線を絡めたまま、動かない俺と潤。

俺に至っては、動けないんだ。


「...翔ちゃん..」

「えっ?..」


「...元に戻ってとは、言わない..
...ただ、...俺..

....理由が知りたい。
このままじゃ...」


...........


そりゃそうだ。

ある日突然別の人といるのを見せられて、
それで、
分かれ、納得しろなんて方が、
どうかしてる...。



「...逃げて、ごめん...」

「.......」

「..俺、潤の気持ちに、
応えることが...出来なかった..」


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